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個人アカウントでGPTsが作れなくなった後、AI副業の「商品」はどう組み直すか

ニューロユウト
published: 2026.09.06updated: 2026.10.03read: ~15min
個人アカウントでGPTsが作れなくなった後、AI副業の「商品」はどう組み直すか

2026年9月時点の公式ヘルプでは、Free・Go・Plus・Pro の個人アカウントで新しいGPTsを作成・公開することはできません(既存のGPTsは提供終了まで利用・編集可)。さらに10月には、GPTsそのものの提供終了予定も案内されました。では売り物はどうするのか。答えは「容れ物ではなく設計を売る」です。プロンプト一式+運用手順書という、プラットフォームに依存しない商品の組み直し方を整理しました。

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!⚠ 2026年10月3日追記:GPTsそのものの提供終了が予定されています

OpenAI の公式ヘルプが更新され、GPTs(カスタムGPT)を提供終了する予定が案内されました。

  • 影響を受ける Enterprise ワークスペースでは、2026年12月11日に提供終了の予定です(延期が承認されたワークスペースは2027年2月11日)
  • 他のプランも同じタイムラインで続く見込みとされています。移行に関するFAQでも「すべてのChatGPTプランに影響する」と説明されています
  • 置き換え先は Plugins(プラグイン)。移行機能は2026年9月中旬以降、アカウントやワークスペースごとに順次提供される見込みです
  • 移行で引き継がれるのは、指示文・Knowledgeのファイル・接続済みのアプリ。カスタムアクション、選択していたモデル、共有設定は引き継がれません。移行した個人のプラグインは非公開の状態から始まります
  • 提供終了後は、GPTs本体とGPTのページにアクセスできなくなると案内されています(過去の会話は残ります)

既存GPTsを商品にしている人は、中身をテキストで書き出す・移行を試すの2つを早めに進めておくのがおすすめです。あわせて、販売ページの「リンクをお渡しします」「ずっと使えます」といった表現も見直してください(記事後半のチェックリストに追記しました)。

日付や対象は今後変わる可能性があります。必ず公式ヘルプと、アカウントに届く通知で最新情報をご確認ください。

!⚠ 前提:個人アカウントでは新規GPTsを作成・公開できません

OpenAI の公式ヘルプ「Sharing and publishing GPTs」に、Free・Go・Plus・Pro を含む個人アカウントでは、新しい GPTs を作成・公開できないと記載されています。すでに持っている GPTs は、提供終了までの間は引き続き利用も編集も可能です(プランと権限の条件を満たす場合)。

新規に作成・公開したい場合は、Business / Enterprise / Edu のワークスペースが必要で、可否はそのワークスペースの設定と権限によります。

GPT Store の収益分配についても、日本のクリエイター向けに開放されたという公式の案内は確認できていません(過去のFAQは上記の公開ページへ統合され、独立した記載を確認できない状態です)。

仕様は変わることがあります。最新の状況は必ず公式ページでご確認ください。

「GPTsを作って売る」という副業の入り口が、個人アカウントからは閉じました。

20代後半・会社員の ユウト です。この件について、いちばん多く届いた質問はこれでした。

「じゃあ、もう何を売ればいいんですか?」

結論から書きます。売り物の本体は、最初からGPTsという容れ物ではありませんでした。 売れていたのは中身の設計です。だから、設計を取り出して別の形に入れ直せば、商品はそのまま生き残ります。

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正直に言うとね、私も最初は「終わったな」と思ったんだ。でも自分の商品を開いて中身を数えてみたら、GPTsの操作手順は全体の1割くらいしかなかった。残りの9割は容れ物と関係ない部分だったんだよね。

▸この記事で分かること
  • 今回の変更を「副業の言葉」に翻訳するとどうなるか
  • 売り物の本体=設計を構成する5つの要素
  • 個人でも売れる形「プロンプト一式+運用手順書」の中身
  • 他社の似た機能について、この記事があえて名前を出さない理由
  • 立場別(既存GPTs保有/組織ワークスペース/これから)の選択肢
  • すでに売っている人向け・販売ページの書き換えチェックリスト

まず、起きたことを副業の言葉に翻訳する

技術的な話ではなく、商売の話として捉え直します。今回失われたのは、次の2つです。

  1. 無料で使える「置き場」 — 作ったものをGPTストアに置いて、リンクひとつで配れた
  2. 「作れます」という入り口の共有体験 — 読者が同じ画面を開いて、同じ手順を追体験できた

逆に、失われていないものを並べるとこうなります。

  • どんな役割をAIに与えるか(設計)
  • どんな入力を渡させるか(入力の型)
  • どんな形式で出させるか(出力の型)
  • 出てきたものをどう検品するか(チェック)
  • 使いながらどう直していくか(改善手順)

この5つは、どのサービスの、どのプランの人でも実行できます。 そして買い手がお金を払っているのは、ほぼ間違いなくこちら側です。

›ここを取り違えると迷子になります

「GPTsが作れない=商品が作れない」ではありません。正しくは「GPTsという配布方法が、個人アカウントでは使えなくなった」です。配布方法の話と、商品の中身の話は別レイヤーです。そして2026年10月には、その配布方法であるGPTsそのものにも提供終了の予定が出ました。中身を容れ物から切り離しておく理由が、またひとつ増えたことになります。

売り物の本体は「容れ物」ではなく「設計」

もう少し踏み込みます。GPTsを1つ作るとき、実際に頭を使うのはどこだったでしょうか。

作成画面で入力していたのは Name / Description / Instructions / Conversation Starters / Knowledge の5項目です。このうち、作成画面がないと書けないものは、ひとつもありません。全部テキストです。

構成要素容れ物に依存する?プラットフォームが変わったら
役割の定義(Instructions)しないそのまま使える
入力の型(何を渡させるか)しないそのまま使える
出力の型(どう出させるか)しないそのまま使える
検品のチェック項目しないそのまま使える
改善の手順しないそのまま使える
作成画面の操作手順する書き直しが必要
共有リンクの配布する使えなくなる

表にすると身も蓋もないのですが、依存していたのは下2行だけです。上の5行が商品の価値で、下の2行は届け方の都合でした。

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だからやることは「作り直し」じゃなくて「入れ替え」なんだ。中身は据え置きで、容れ物だけ差し替える。ここを理解できると作業量が一気に減るよ。

個人でも売れる形=「プロンプト一式+運用手順書」

では、どんな容れ物に入れ替えるか。行き着いたのは、いちばん地味な形でした。

プレーンテキストのプロンプト一式と、それを回すための運用手順書。

拍子抜けするかもしれません。でもこの形の強さは、使う側のプランもサービスも問わないことにあります。無料プランのChatGPTでも、別のAIサービスでも、コピー&ペーストすれば動きます。買った人が「自分の環境では使えなかった」で終わりません。

納品物の構成(私が使っている6点セット)

✓プロンプト一式+運用手順書の中身
  1. 設計書(1枚)— 誰の何を解決するのか、想定の使いどころ
  2. 本体プロンプト(コピペ用のテキスト)— 役割・想定ユーザー・NG・出力フォーマットの4ブロック
  3. 入力テンプレ — ユーザーが埋める項目を穴埋め形式にしたもの
  4. 出力サンプル(良い例/悪い例)— 期待値をそろえるための実物
  5. チェックリスト — 出てきたものを納品前に検品する観点
  6. 改善ログの書き方 — うまくいかなかったときにどこを直すか

このうち、買い手の満足度をいちばん左右するのは4番の出力サンプルです。プロンプトだけ渡されても、正解が分からないと自分の出力が良いのか悪いのか判断できません。良い例と悪い例を並べて置く。これだけで問い合わせが目に見えて減ります。

本体プロンプトの4ブロック

中身の型は、GPTsのInstructionsを書くときと同じで構いません。

  1. あなたは誰?(役割定義)
  2. 誰に対して話す?(想定ユーザー)
  3. 何をしてはいけない?(NGリスト)
  4. どうやって答える?(回答フォーマット)

作成画面がなくなっただけで、書くことは1文字も変わっていません。むしろテキストで持っておくほうが、他のAIに移すのも、バージョン管理するのも簡単です。

!ひとつだけ、テキスト化で気をつけること

GPTsのKnowledge(参考資料ファイル)に頼っていた部分は、そのままでは移せません。長い資料を丸ごと貼り付けるとプロンプトが膨らむので、「資料の要点を圧縮して本体プロンプトに埋め込む」か「使う人に自分の資料を貼らせる設計にする」か、どちらかに割り切る必要があります。私は後者を選びました。買い手ごとに前提が違う商品では、そのほうが結果が良くなります。

「◯◯なら個人でも作れます」と書かない理由

ここで、代替になりそうな他社の似た機能を紹介する流れが自然だと思います。実際、そう書いてある記事もあります。

ただ、この記事では具体的なサービス名を出しません。

理由は単純で、「個人向けプランで作成でき、かつ他人と共有できる」ことを、各社の公式ドキュメントで確認できなかったからです。作れることは書いてあっても、どのプランで、共有まで可能なのかまで明記されているものを、こちらでは特定できませんでした。

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ここは正直に書いておきたい。「たぶん大丈夫」で名前を出して、それを読んだ人が課金してから使えないと分かる。これがいちばんやっちゃいけないやつだと思ってる。

そのうえで、実務的な答えは変わりません。プレーンテキストの手順書という形にしておけば、どのサービスが選択肢になったときでも、そのまま持っていけます。 特定のサービスに賭けなくていい、というのがこの形の一番のメリットです。

もしあなたが特定のサービスを使うつもりなら、そのサービスの公式ヘルプで「自分のプランで作成できるか」「作ったものを他人に共有できるか」の2点を、自分の目で確認してから進めてください。ここは人の記事を信じる場所ではありません。

立場別・いま取れる選択肢

同じ話でも、置かれている状況で打ち手が変わります。3つに分けます。

あなたの状況できること最初にやること
既存のGPTsを持っている利用・編集は提供終了まで継続可。中身を書き出して商品化Instructionsを丸ごとテキストに書き出す
組織のワークスペースが使える新規作成・共有も可(設定と権限による。提供終了の予定あり)自社の管理者に権限と利用範囲を確認
これから始めるプロンプト一式+手順書として組む売りたいテーマを1つに絞る

既存GPTsを持っている人がいちばん強い

すでに手元にGPTsがあるなら、中身を書き出すだけで商品の骨格が完成します。 Instructionsを開いてコピーし、入力テンプレと出力サンプルを足す。ゼロから設計するより圧倒的に速い。

私自身、以前に作ったものはいまのところ使えているので、そこから中身を取り出して整え直しました。新しく作る前提だった説明文だけを書き換えた、という感覚です。

ただし、既存のGPTsにも提供終了の予定が出ています。使えるのは提供終了までの間です。書き出しは「いつかやる」ではなく、終了日より前に済ませておく作業だと考えてください。

組織のワークスペースを使える人

勤務先が Business / Enterprise / Edu を契約していて、業務での利用が認められているなら、新規作成も共有も選択肢に入ります。ただし可否はワークスペースの設定と権限によりますので、まず管理者に確認してください。

なお、業務用のワークスペースで作ったものを、個人の副業商品として持ち出せるかは完全に別問題です。就業規則と情報管理のルールを必ず確認してください。ここは軽く見ないほうがいいところです。

もうひとつ、提供終了がいちばん早く予定されているのは、Enterprise のワークスペースです。いまから新しくGPTsとして作るより、置き換え先の Plugins を前提に、管理者と進め方を相談するほうが現実的だと思います。

これから始める人

素直にプロンプト一式+運用手順書から始めるのがおすすめです。作成画面が使えるかどうかを気にしなくていいぶん、テーマ選びと出力の質に時間を使えます。

!非エンジニアがハマりがちな罠(これは変わっていません)

「自分が技術的に面白いと思うもの」を作ってしまう罠です。買い手にとっての具体的なメリットが伝わらないものは、容れ物が何であっても売れません。面白さよりも、悩みが先。

売り方そのものは変わっていない

商品の形は変わりましたが、どこで売るか・どう届けるかの話は、以前とまったく同じです。国内なら note と Brain の2択が現実的で、価格帯の考え方も、拡散の導線も変わりません。

その部分は、すでに別の記事で詳しく書いています。

どちらも冒頭に、いまの前提(個人アカウントでは新規作成・公開ができないこと、GPTsの提供終了が予定されていること)を明記しています。販売ルートの考え方の部分は、前提が変わってもそのまま使えます。

すでに売っている人向け・販売ページのチェックリスト

ここがいちばん急ぎの作業です。実態と違う説明を出したままにしておくと、返金トラブルになります。

✓販売ページで確認する6項目
  1. 「あなたも同じGPTsを作れます」と書いていないか — 個人アカウントでは新規作成ができません
  2. 「GPTsのリンクを配布します」と書いていないか — 配布・共有の可否は前提が変わっています。さらに提供終了後は、GPTのページ自体にアクセスできなくなる予定です
  3. 特典が作成画面の操作手順だけになっていないか — テキスト版のプロンプトを同梱しているか
  4. 対象読者の注記があるか — 「既存GPTs保有者向け」なのか「誰でも使える形」なのかを冒頭で明示
  5. 既存購入者への案内を出したか — 追加課金なしで改訂版を配ると、評価もリピートも守れる
  6. 「ずっと使えます」と書いていないか — GPTsは提供終了が予定されています。テキスト版の同梱や、置き換え先への移行の案内に切り替える

特に4番です。買う前に「自分に使えるのか」が分かる状態にしておく。 これは誠実さの問題であると同時に、返金対応という一番しんどい作業を減らすための実務でもあります。

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既存購入者への改訂版の無料配布は、めんどうだけどやったほうがいい。「買って終わりじゃない」って伝わると、次の商品のときにちゃんと戻ってきてくれるんだ。

まとめ

✓この記事のまとめ
  • 個人アカウント(Free / Go / Plus / Pro)では、新規GPTsの作成・公開ができません。既存のGPTsの利用・編集は提供終了までの間は可能
  • GPTsそのものも提供終了が予定されています(Enterprise は2026年12月11日予定、他のプランも続く見込み)。置き換え先は Plugins
  • 失われたのは配布方法であって、商品の中身ではない
  • 売り物の本体は 役割・入力・出力・チェック・改善 の5つの設計。どれも容れ物に依存しない
  • 個人が売れる形は プロンプト一式+運用手順書(プレーンテキスト=プラットフォーム非依存)
  • 代替サービスは、自分のプランで作成・共有できるかを公式ヘルプで確認してから選ぶ
  • すでに売っている人は、販売ページの「作れます」「配布します」を最優先で確認

容れ物は今後も変わります。実際、この記事を書いてから1か月足らずで、GPTsそのものの提供終了が予定されました。これからも、また別の何かが出てきて、また別の何かが閉じるでしょう。そのたびに商品を作り直さなくていい形で持っておくというのが、今回いちばんの学びでした。

「販売LPの雛形や指示文のテンプレなど、コピペで使える実物がほしい」という方向けに、Brainで2026年10月改訂版を公開しています。ただし、内容の前提は正直に書いておきます。 GPTs本体を渡す内容ではなく、指示文テンプレ(SKILL.md形式つき)として売る、Claude Artifactの体験版で渡す、という組み方です。特典はすべて本文内に収録しています。ご自身の使い方に合うかを確認してからご検討ください。

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AI副業の全体像から知りたい方は、こちらもどうぞ。GPTs販売は、そこに登場する数あるチャネルの1つにすぎません。

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出典

それでは、また別の記事で。

―― ユウト

※成果には個人差があります。本記事は教育目的の情報提供であり、特定の収益を保証するものではありません。各サービスの仕様・料金は変更される場合があるため、実際の利用にあたっては必ず公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

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ユウト

20代会社員(キャラクター)/ AI副業を実践・整理

AIに代わりに働かせて自分の人生を取り戻す、をテーマに発信中。ChatGPT・Claude・Notion AI 活用で『自分が作業しない副業』を実装。

「ユウト」は編集部が運営するキャラクターです。体験談や数字の例には創作・仮定を含みます(収益を保証するものではありません)。

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